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「エィスがジョージに恋して、それから」あとがき+α

「エィスがジョージに恋して、それから」

本を作るようになった経緯は、別の記事にて。
ここでは、あとがきを綴っていこうと思います。
書き下ろしの中編にはがっつり、短編にはちょっぴり。こんな感じで書きましたというものです。
本の内容のネタバレあります。












◆書き下ろし中編
「エィスがジョージに恋するおはなし」

どうすればエィスがジョージに恋するのか、私なりのひとつの答えです。
エィジョにハマった当時、二人がどうしたら恋に落ちるのかわからなくて頭をひねってできた産物になります。
もちろん色んなパターンをみるのは好きなのですが、自分なりのひとつの答えを形にしようとしたのがこの話を書くきっかけです。

きっとエィスはジョージにはずっと前から惹かれていたんだろうなと。それこそ5話以前から。でも環境と矜持と心境とで、認めるどころか気付きもしないんじゃないかな〜と。

そんな彼がその恋心を認めるにはどうしたらいいのか。
そういえば5話を見ても、エィスはジョージのことをミヨちゃんから聞いただけで、ジョージの本心を何も知らない。ジョージも何も語らず、あのステージ上で一緒にジャンプを跳んだだけ。
なので、「ジョージの口からエィスの歌をどう思ってるかを聞く」が着地点でした。

実は最初にプロットを作った段階ではジョージはエィスのことを、本当に何も感じてなかったです。高田馬場ジョージにとって必要な道具だとしか。
ただ書いていく内に変わっていき、やっぱりジョージだってエィスの歌好きなんじゃないかな!?と思いプロットを少々変更したり。

結果としてこのおはなしでは、「ジョージはエィスより先にエィスの恋心に気付いてるけど、必要ないとして何も伝えず応える気もなく、かといって否定するわけではない」というスタンスになりました。
エィスの恋心に応える気はないけれど、その芽を摘むことはしない。でも、無自覚で悪い気はしないしむしろ心地よいと感じてます。ラストシーンで、覚悟を決めたエィスを見て不思議な表情してるのはそのためです。

エィスとジョージが喧嘩した時。
エィスにはジョージが何も気に留めてないように見えますが、ジョージも内心気にしてます。楽屋でも女の子に電話してないあたりがそのあらわれ。わかりにくい男にしたかったのでわかりにくいですね。
エィスくんに再び話しかけられた時は多分安心したんだと思います。わかりにくいですね。

最後のジョージの答えはさんざ悩みましたが、『高田馬場ジョージにとって欠かせないもの』であることは最初から変わりませんでした。
ジョージも、二人で『高田馬場ジョージ』であると。そう思っているのを口に出してほしかったのです。
それを好きと言わせるか、道具だと言わせるか。この辺りがなかなか決まりませんでしたが、好意も嫌悪も関係なく「良いもの」だという結論に落ち着きました。みなさんの様々なご回答お待ちしております。

話は変わりまして。
いや〜〜〜〜〜〜〜〜私攻めの赤面がしぬほど性癖なんですよ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!
というわけでエィスくんには思う存分赤面してもらいました。一人称の良いところは心境も書けるというところなので内心どっかんばったんしてもらいました。

そんなエィスくんの心に溢れた色が実は第2テーマです。
感情を色で表すのが好きなのでふんだんに盛り込みましたが、完成したあとこれ私以外が意味わかるのか?と不安にもなりました。大丈夫だった?

最初は、5話を経て憎悪の色は薄くなりましたが、歌をどう思ってるのかという疑問の色。
事故ちゅーしてからは嫌悪の色たっぷり。でもどこかに恋色がぽたりと滲んでます。
嫌悪感を払拭してからは恋色が一面に。これを認めたくないエィスくんが一人でもだもだしてます。
最後に、一番最初に感じた疑問の色。それが晴れて初めて恋色を認めることができました、というおはなしでした。

無自覚でジョージに恋してはいるものの、自意識としてはノンケのエィスくんなので、事故ちゅーはガチで嫌がってもらいました。

色の名前が恋だと分かっても、蓋をしたのが私のエィジョの好きなところです。
恋より愛より互いに「アイドル」「プリズムスタァ」であることを最優先してほしいのです。
結果として蓋は開けられ想いは溢れましたし、今後お付き合いをするかもしれません。それでもどんな未来でも、「アイドル」である二人をお互いに最優先してほしいですね。

私はアイドル『高田馬場ジョージ』とアイドル『池袋エィス』という完璧なる偶像が好きなので……

あとはこばなしをちょこちょこ。
時系列ばらばらです。
・エィスにルヰくんを名字と名前でどちらで呼ばせるかめっちゃ迷った
・総帥の口調難しすぎて出番削った。ごめんね
・ザシャの他メンバーはなんとなく勘付いてるけどあまり興味なし。エィジョにドライなのすき
・J○Yが刺さりすぎたのでどうしても陽が昇る窓を入れたかった。toラストシーン
・ルヰくんはSSSを経てコイバナに積極的になってほし〜〜なぁ〜〜〜
・エィジョに関係ないけど一番気に入ってる文は「事実とは異なるが、それは今更だ。徹底すればファンにとっては真実なんだから」。徹底した偶像が好き
・私もあの世界のオタクになってエィジョのBL営業浴びてぇ〜〜〜〜〜〜
・リモコン叩きつけるエィスくんはかわいい
・事故ちゅーの時にエィスは反射でジョージを守る。そういう男なんですよ池袋エィスってやつは
・トーク番組のエィスくんのやらかしは詳しくは考えてませんが多分総帥の悪口だと思います。法月仁に逆らったら業界干されるよ

実はエピローグがあったのですが雰囲気的に削ったりもしました。以下にすごい初期のプロットを載せます。

〜エピローグ〜
ギロッポンのシースーでザシャメンバーにジョージに恋したと報告エィス
でも絶対に仕事ではヘマしないから
私情は持ち込まないから
一応みんなにも関わるから知っておいてほしいと思って
みんな「あ〜〜〜〜やっぱり〜〜???」
エィ「やっぱり!?」
ファンサちゅーの反応で察してた
恥ずか死エィス
めっちゃドライなメンバー
でもなんでジョージ?????
罰ゲーム?????
エィ「いや俺だってそう思うけど!!?」
説明しようとしていや興味はないから別にと言われるエィス
距離感がありがたいようななんというか
別の話題になってみんなでお寿司わいわい食べる


エィジョにドライなメンバーが好き。

長々となりましたが、こんな感じでした。あとがきとして本に載せるにも憚られるのでこのブログにて。
まだまだ話したいことはありますがキリがないので、この辺で!


◇web掲載短編
こちらは再録した短編のあとがき。
さくっと行きたいです。

「光の海で」
MRSの円盤観てる時に思いついたはなし。
光の海で歌う声優さんをみて、いつかこれが彼らの二色になればいいなという願いを込めて。

「月光」
5話前の暗いエィスくんなので載せるか迷いましたがGOサイン。
ジョージくんの瞳って満月みがあるよねってはなし。あとエィスくんは坊ちゃんであってほしいので演奏会とか連れられてほしい。

「手のひらの熱」
エィジョにハマって最初に書いたはなし。
言わずもがな、ワンペアラブ。手を……繋いでる……と息絶え絶えになりながら書きました。

「恋の引力」
ページ数の関係で増やしたはなし。
無自覚片想いが〜〜〜〜好きで〜〜〜〜〜〜す!!!!!
不思議とうちのエィスくんはココロくんと割と仲が良い。

「質の悪い少年A」
エィスくん絶対女の子に勘違いさせて泣かせるタイプだなぁと思ったはなし。
ジョージくんはそこのところコントロールできそう。コラボでセット売りをしてきた頃に書きました。

「おそろい吸血種」
例のコラボです。左上の方。同じ仕事で浮かれる彼らはかわいいなぁというはなし。
吸血鬼じゃなく吸血種なのは別ジャンルの影響。

「Witch do you like?」
エィスくんはジョージくんの顔が好きというはなし。
アイドルの顔と普段の顔、両方知ってるエィスくんには無自覚に優越感を感じてほしい。

「打ち上げ花火」
夏のある日を書きたかったはなし。
不意に方言が零れるジョージはエィジョの宝。12話みたいにジョージを適当に持ち上げるエィスくん書きたかった。かわいいね。

「口は滑るもの」
12話みたいにジョージを適当に持ち上げようとしたら本心が滑り出たはなし。
ジョージは分かっててニヤついてます。架空の総帥に話しかけるジョージがお気に入り。

「今さらな存在」
友人のリクエストから生まれたはなし。努力を見せたがらないけど、エィスには構わないジョージ。
ジョージに歌の練習は必要ないと思ってるエィスくんいいよね。君が永遠にジョージの声だ。強引で図々しいエィスくん書けて楽しかったです。プロである二人が好き。

「君と分かち合いたくて」
陽が昇る海に行って欲しかったはなし。
当然のようにジョージと一緒に綺麗なものを見たいエィスと、その裏にある気持ちに勘付いてるけどわざわざ教えたくないジョージ。
綺麗な海辺の朝陽を描写したかった。

「恋のアルバム」
恋してからの話が少なかったので書いたはなし。
恋心自覚してからめっちゃジョージの写真撮りそうなエィスくん。図々しいエィスくんが好きパート2。多分告白まで僅か。

「耳に残るは」
エィスくんの声が好きなジョージのはなし。
この世界線は告白の返事が本当にいらないエィスと、断る気だけど悪い気はしていないジョージ。いざジョージがOK出してもエィスが拒否しそうな世界線。

「雨道小道、俄雨」
相合傘してほしかったはなし。
お付き合い後はジョージのわかりにくい愛情表現に気付くエィスくんだといいなぁ。二人の間に穏やかな時間が流れてほしい。

「なんでもない日」
なんでもない恋人同士のはなし。
シャッフルとK4Bの違いを考えてた時に思いついた。お前のだよ、と当然のように伝えるエィスくんはスパダリ度が高め。

※読まなくていいやつ※
エィスくんがトレカ趣味と小耳に挟んだけどどのレベルで何をメインにやってるのかな〜と考えるのが好き。デュ○マとかポ○カとかのイメージだけど王道に遊○王でもいい。ギャ○もわりとやってそう。カードの売買せずに全部買って保管してそう。トレーディングって知っとるかお前。プレマとか高いやつ使ってそう。お坊ちゃんエィスくんを諦めないの会。スターターをそのまま使うのか肉付けしていくのか一から自分で構築するのか。うちのエィスくんは私の趣味で一から構築してもらってます。相手してくれるのはもっぱらツルギくん。いつかカートン剥くのを付き合わされるジョージが見たい。
※ここまで※

「君を、幸せに」
例のコラボ、右下のあれから思いついたはなし。
友人から花かんむりって結婚の意味もあると言われて狂って書きました。遠い未来では同棲してほしいし二人ともスタァを続けててほしいしエィスくんはソロのお仕事しててほしい。サムシングフォーの青いものをエィスくんのカラーにしたかった。
マザーグースだと思って調べたら違う説が有力でびっくりした回。本来は「6ペンス銀貨を」で終わりなのですが、結びの歌が欲しくて作りました。このためにマザーグースの本借りてめっちゃ読んだ。最高だなマザーグース。
一番気に入ってるおはなしです。



あとがきは、ここまで。


これ以降は完全に蛇足というか、己の備忘録になります。本を出すにあたってこんなことがありました、という記録をつらつらと綴っていきますのでもし興味があれば。
阿呆ほど長くなりますので、まじで暇つぶしにどうぞ。


さて。
本を作るにあたり収録するおはなしは、サイトに掲載している短編+エィスがジョージに恋に落ちる長編にしようと決めてました。
短編は元から書いていたもの、原稿中に気分で書いたもの、レイアウトにあたって増やしたものと様々です。元々はエィスの片想いものだけを収録する予定でしたが、せっかくだし両想いも入れようと決めました。

「エィスがジョージに恋するまで」
「エィスがジョージに恋するおはなし」
「エィスがジョージに恋して、それから」
この構図はその頃にできました。いかんせん、エィスくんの無自覚片想いが好きすぎて量が多いので急遽自覚後の話を増やしたりしています。
あとはレイアウトの結果、1ページあまることになった時に1ページ分書いたりと。逆に内容がちょっとそぐわないかなと思った話は除外したりしてます。

短編はこんな感じで収録するものを決めていきました。
お察しの方はお分かりでしょうが、短いおはなし……具体的には3000字以下であればずべべっとすぐに書くタイプの人間です。
逆に長いおはなし……1万字を超えるような内容を書くのが非常に不得手であると今回痛感しました。

今回の(長編と呼ぶにも烏滸がましいので)中編ですが、私にとって初めての2万字超えの作品になりました。
苦労話はあまり書くものではありませんが、組み立てた物語の骨組みに足元から肉付けしていくのは……大変ですね……長いおはなし書ける人まじで尊敬する……すごい……神か……神だ……

まぁそんな感じで原稿が完成しました。いえーい。

問題は表紙です。
生まれてこのかたデジタル画像編集ソフトなぞペイントくらいしか触ってこなかった私はまじで何をどうすればいいのかちんぷんかんぷんでした。
最初にイラストソフトの体験版をDLして触った時の絶望感は一生忘れません。なんやあれ。

結果として友人にめちゃくちゃ救われてなんとかかんとかデータを作ることができました。ありがとう君たちがいなかったらこの本は生まれてこなかった。
デジタル絵が破滅的に向いていないと痛感しましたね……。もしも次があれば絶対どなたかに依頼しよう、そう心に決めました。

そんな紆余曲折で出来た表紙なのですが!
デザイン案は今回スペシャルサンクスさせていただいた葉室さんからいただきました!!!
エィジョを知らないのに概要伝えてめっちゃ最高の案をくださって本当にありがとうございます……この案いただいて本を絶対に出そうと心に誓いました……ありがとう……。
なので表紙のデザインはめちゃくちゃ自慢します。最高のデザイン全人類見て。最高だから。めっちゃかわいい。最高。好き。

あとカバー下に短編を書き下ろしてます。こういうのオタクすき。わかる。やりたかった。

そんなこんなで入稿しました。ぴーすぴーす。

あとの準備は色々調べて考えて楽しかったですね。
そんな中、ポスターとかあった方がいいか?と思い立ちました。
いや〜でも今回のためだけにポスタースタンド買うのもな〜デジタル絵もうできないしな〜ポスター自体がないのにな〜……

というわけで、ポスター作りました。
wordで。

わりかし自分でも阿呆かと思うのですが、wordで作りました。wordがあればなんでもできる。オフィス系は任せてほしい。しかしポスター作ったのは流石に阿呆。

デザインはインターネットで色々見て、なんとなくこんな感じかなーと思いながら自分で作りました。できたらわりと気に入ったのでよし。
小説だからやっぱり内容の文章を使っていい感じにしたいな〜と思ってたので、ちょこちょこ褒められてめっちゃうれしいです。

そうして、当日。
どきどきしながらスペースに向かい、どきどきしながらダンボールを開封しました。この間ずっと声にならない奇声をあげてました。春ですね。

初めて自分の本、というものを手にしてわーーーーーとなっておりました。
何回も言ってるんですけど、いつか自分が同人誌を作る日が来たら文庫サイズのカバー付きにしたかったので、文庫サイズのカバー付きの本が出てきてわーきゃーしてました。

ここだけの話、私は私の作品が大好きなので、私が欲しかった本が出てきてめちゃんこ嬉しかったですね。

頒布も、正直自分と友人の分以外は捌ける気はまったくしていなかったので、思ってた以上にお手にとっていただいて嬉しかったです。
当日手にとっていただいた方には本当に感謝です。

最後にちょっとだけ反省点。
・ノンブルのフォントがでかい
・余白はもうちょっとあってもよかった
・ページ数が許せば目次入れたかった
・誤字発見!!!!!!!!!
以上です。

次の予定はありませんが、もしもあれば活かしていきたいですね。

それでは、そんなこんなでこの本は出ました。
色々とありましたが、この言葉にて締めくくります。

たーーーのしかったぁーーー!!!!!!!!

あと気軽に感想もらえると嬉しいです!!!

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