2019年繭期大夜会朗読劇
「純潔倶楽部へようこそ」
記憶の限りの要約です。フリー素材なので抜けてるとこ間違ってるとこどんどん足してほしい
「純潔倶楽部へようこそ」
幼い頃のジョルジュとモロー
親同士が親友だったから生まれた時からずっと側にいた
二人はいつも一緒に遊んでいた
TRUMPごっこやったりもしてた
ジョルジュがやろうと誘うも、モローは僕がTRUMPやりたいのにいつもジョルジュがTRUMPで僕はダンピール役じゃないか、と不満げ
二人で仲良く過ごす毎日
父に怒られ泣くモローをギャグ100連発で慰めるジョルジュ
ジョルジュ「お前が泣いた時はいつでも俺が笑わせてやるよ」
いつか繭期がきて、それを越えたら大人になる
大人になったら自分たちも父みたいになるんだ
厳しい貴族社会の中、父は怖れの対象であり尊敬の相手でありいつかあんな風になるんだという夢を持つジョルジュとモロー
あの日までは
それは貴族社会の社交パーティー
子を伴うことは貴族の義務でもある
モローの父が酔って給仕にぶつかり、ワインがこぼれた
そのワインを頭から被ってしまったのは、特級貴族の嫡子ラファエロ・デリコ
ラファエロがワインを被ったことに激昂したのは同じく特級貴族でありダリ・デリコの親友のゲルハルト・フラ
モローの父を庇うジョルジュの父
中級貴族が特級貴族に逆らったことによりゲルハルト、さらに激昂
このままでは貴族の地位すら剥奪され家が没落してしまう
ジョルジュとモローの父、膝をつき泣きながら謝罪
それを目の前で見るジョルジュとモロー
俺たちが怖れた、憧れた、なりたかった父があんなにも小さく情けなく見えた
そう言うモローを咎めるも、自身も同じように感じているジョルジュ
泣き出すモロー
ジョルジュ「泣くなよ」
モロー「ジョルジュだって泣いてるじゃないか」
ジョルジュ「泣いてない、泣いてない」
モロー「ジョルジュが泣いたら、誰が僕を笑わせてくれるんだよ……」
何も言えないジョルジュ
間を置いてジョルジュ、決意
クランに入ったら上級だろうが特級だろうが構うものか
俺たちがこの社会を変えてやる
ジョルジュの決意にモロー賛同
それは幼い二人の小さな約束
しかしその約束が果たされることはなかった
ジョルジュ「何故ならば、俺たちは出逢ってしまった」
あのお方、アンジェリコ様に
※BGM、アンジェリコフィーバーの短調ピアノアレンジ(歪でめちゃくちゃエモい感じ
アンジェリコ様の高貴さに、屈服してしまった
モロー「高貴な者への屈服は快感が伴う」
ジョルジュ「君たちも極上の屈服を味わいたいというのなら、その心と資格があるのならば」
「いつでも歓迎しよう、我等が純潔倶楽部に」
了